大型商業施設鉄骨造

ゼネコンA社 設計部

地域のブランドイメージを強調した、大型商業施設を建築したい…

斬新なアイデアを実現に導いた、オリジナリティの高い外壁素材とは

NCフリーデザインパネル

解決のポイント

  • 「NCフリーデザインパネル」は、直線から曲線まで自由度の高い加工が可能

  • コーナーパネルにもデザイン加工ができるため、表現したいデザインを実現できる

  • 切削する溝の形状や深さ、溝幅などによって表現できるイメージの幅が広がる

解決

設計士も驚いた自由度の高さ!思うままのデザインをファサード部分で表現

すっかり困り果てたM氏は、取引実績のある複数の外壁メーカーに相談をもちかけてみました。複数の提案が寄せられる中、メンバーたちの目に留まったのは、旭化成建材の営業担当者から紹介された「NCフリーデザインパネル」という外壁素材でした。

営業担当者によると、NCフリーデザインパネルは、ヘーベルパネル表面にコンピューターによる数値制御(Numerical Control)により、円形刃物で切削加工を行ったものでした。一般的なALCのデザインパネルと異なり、直線から曲線まで自由度の高い加工が可能と聞き、興味はさらに高まります。

「さらに詳しく話を聞いてみると、コーナーパネルにもデザイン加工ができ、そのうえ溝の形状も3種類から選べることで、表現できるイメージの幅がとても広いことがわかりました」(M氏)

NCフリーデザインパネルを採用すれば、デベロッパーからも賛同を得られた新たなデザイン案を実現できるかもしれない。そう考えたM氏たちは、旭化成建材の担当者と相談しながら、どうすればアイデアを実現できるか検討し直していきました。

「これまではデザインアイデアを実現しようとすると、予算の制約上不可能なことが多かったですが、NCフリーデザインパネルは思っていた以上にデザインの自由度が高く且つコストパフォーマンスも優れることがわかりました」(M氏)

NCフリーデザインパネルで実現可能な表現を踏まえ、設計士は改めて、地域のモチーフをふんだんに使い、ファサードに彫刻を施したような仕上がりとなるデザインを考案。早速、デベロッパーに提案することにしました。

こうしてできあがったインパクトあるデザイン案は、デベロッパーから非常に高い評価を受けました。その後、無事に今回のファサードデザインとして本採用されることが決まり、スムーズに施工に取り掛かることができたのです。

※本記事は、当該製品を採用いただく過程で入手した情報を基に、当時の場面を再現したものです。

ヘーベル NCフリーデザインパネルの施工事例

※本課題解決例とは関係ありません

この課題を解決したソリューション

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