へーベルパワーボード
木造建築物のために開発された外壁用パネルをご紹介
詳細
有限会社アネックスデザイン、佐藤歯科
お話を伺った方
有限会社アネックスデザイン
仲村 敏裕 様
佐藤歯科
佐藤 忠敬 様
採用製品
へーベルパワーボード、グランロック
旭化成建材は、日本の木造建築物に適したALCパネルを開発・提供しています。今回は歯科クリニックと事務所や賃貸住宅が入る木造3階建てテナントビルに「へーベルパワーボード」を採用いただいた事例をご紹介します。設計・施工・管理を担当されている有限会社アネックスデザインの仲村様と、お施主様の佐藤様にお話を伺いました。
仲村様:まずは耐火性、メンテナンス性を重視しての選択です。当社ではこれまで木造耐火建築物であればモルタルやサイディングを使っていました。しかし、こうした建築物が長年経って劣化していく状態を見て、メンテナンス面に限界を感じていました。そこで今回は、思い切って耐火性やメンテナンス面で優れている「へーベルパワーボード」を採用することにしました。
仲村様:今回は「木造なのに木造に見えない」建物をコンセプトにしていたので、外装に鉄骨造でよく使用されるALCを採用しました。耐久性と管理の手間があまりかからないことにもこだわっていましたね。 実はビル本体の建築前に、同じ敷地内でガレージを造ることになっていたので、お施主様にはそちらで「へーベルパワーボード」を使って実際に見ていただきました。
佐藤様:もともと「へーベルパワーボード」は知らなかったのですが、そのガレージの出来を見て驚きました。まるで石造りのようにおしゃれだったので、これはすごい材料だな、と。そこでテナントビルの方にも「へーベルパワーボード」を採用することに同意しました。
佐藤様:ガレージを見ていたのである程度想像はしていたのですが、それよりもさらに大きく迫力があって、木造には見えませんでした。私としては、建物は15年くらいで劣化するだろうから、収益性を考えて建て替えるくらいのつもりでしたが、もっとメンテナンス性が良いものを提案してもらえたと思っています。建物の内装は木目調にて温かみを重視し、外装は石造り風の両立ができたと思います。
佐藤様:ビルの中には賃貸住宅も15部屋あるのですが、すぐに埋まりました。建築中の見学希望も多かったですね。患者様に一級建築士の方がいらっしゃって、その方が外装についていろいろお尋ねになられたり、実際に触ったりされて、とても興味を持たれていました。
仲村様:グランロック(純正塗料)の期待耐候年数が実質どれくらいなのかは気になります。耐火下地や内装側の強化石こうボードも、もう少し薄くしてほしい。下地も含め外壁構造全体がもっと薄くなれば、狭小地の物件に対して使用しやすくなると思います。
グランロックを使ったのは初めてでしたが、石材(多彩)調感が出て、高級感があるところがいいですね。ただ、塗装する職人によって仕上がり感が若干違ってくることがあるので注意が必要です。
仲村様:これだけの規模の木造耐火建築が初めてだったこともあって、職人を揃える必要があったり、構造材や石こうボードなどの搬入量が多かったり、工程数が多い点や細部の納まり等で勝手が違ったりして苦労しました。ただ出来栄えをお施主様はじめお知り合いや近所の方々が評価してくださったのが、嬉しい驚きでした。想像を超える反響があったので、今後もヘーベルパワーボードを使って木造耐火建築物に積極的にチャレンジしたいと思います。
※木造耐火外壁について、詳しくはこちら
2022年11月インタビュー