ヘーベル
ファサードシリーズ
高意匠・高品質を追求した外壁の特長をご紹介
詳細
株式会社華麗工房建築設計事務所
お話を伺った方
株式会社華麗工房建築設計事務所
小坂 清文 様
採用製品
アートミュール シセラ・モーネ
旭化成建材が提供する「アートミュール」シリーズは、外壁の美しさを長期間維持することが可能です。今回は「アートミュール シセラ」「アートミュール モーネ」を採用いただいた、にこにこパーク保育園の事例をご紹介します。設計をご担当された株式会社華麗工房の代表取締役の小坂清文様と、にこにこパーク保育園園長の小坂季三子様にお話を伺いました。
にこにこパーク保育園
園長:以前、関連する施設を建てたときに、1階の外壁を茶色、2階をピンク色にしてその評判がとてもよかったんです。色を合わせれば、同じ系列の施設であるとわかりやすくなるので、この2色が使える外壁の素材がないかと問い合わせたのが最初です。
そこで「アートミュール」を知り、デザイン性も良く、機能的にも汚れがつきにくく、さらに耐久性があると説明を受けて、採用を決めました。やはり、いつまでも美しい園でありたいですから。
小坂様:実は計画当初、設計の参考にするため、園長と一緒にALCが使われている物件を何件か見に行ったのです。でも園長からは、そこで難色を示されてしまいました。
園長:デザイン的にどうしてもイメージと異なっていて、これでは保育園ではなく倉庫か工場のようになってしまう…と思いました。デザインのバリエーションが出せないのであれば、いっそのことサイディングにしてほしい、とお願いしました。
小坂様:私は従来よりALCの性能は信頼していましたが、デザイン性についてはあまり期待できるものが少ない材料だという認識でおりました。そこでもしかしたら旭化成建材さんならこの認識を変えられるようなものを開発されて商品化されているかもしれないと思い、カタログを請求したところ「アートミュール」をご紹介いただきました
小坂様:はい。元々、外壁材はALCが一番安心だと思っていたんです。でも先ほど園長が仰った通り、関連施設を5年前に建てたときはALCの納期がかなりかかっており、工程の遅延が予想されたので、止むを得ずサイディングに変更した経緯がありました。耐火性能や強度を考慮した上で、ALCを使う前提で設計したものを今回は実現したいと思っていました。
園長:デザイン性や耐久性なども重要でしたが、長年外壁の研究をし、実績を残してきた旭化成建材さんの商品だからというのは大きかったですね。ちゃんと話を聞いてくれ、丁寧に対応してくれたのも決め手の一つになりました。
小坂様:ALCを使っていても、後塗装をしているものは劣化が早く、結構汚らしくなっているものが多いので、それらと比べると「アートミュール シセラ・モーネ」は遥かに優れた材料だと思いました。
園長:他の物件を見ていると、窓枠から雨水が流れた跡で汚れている建物も多いですよね。そんな風にはなりたくないと思っていましたが、それについても問題が解消された材料であることを丁寧に説明していただいたことが決め手になりました。
園長:2階のALCは、サンプルで色を決めた時はピンク色の認識でしたが、完成した時の色合いはオレンジ色に近い気がして塗装で色を塗り替えしようかと随分迷いました。しかし建物全体の景観を見ると、2階外壁の色が1階の外壁の色や屋根とマッチしていて、とても素敵に感じることができたので、塗り替えの必要の無い旨の判断がつき、満足な結果となりました。
小坂様:設計担当者としても、仕上がりにはとても満足しています。
園長:工事中も近隣の方たちが「何が建つのだろう?」と興味津々で現場を覗き込んでいる様子を何度も見かけました。それぐらい話題になっていて、地域に受け入れられているんだということを感じました。
小坂様:アートミュール塗装後に別の作業で現場に入っていたセンスの良い職人さんたちから「デザインも色合いも良い美しい建物が出来ましたね」と何度も声をかけていただいたことがありました。それがとても嬉しかったですね。
小坂様:保育施設はとにかく質が重要だと考えていますので、まずは建物の質を落とさないように設計をしています。
園長:長年保育に携わってきて思うことは、環境が非常に重要だということです。建物の耐久性はもちろんですが、子どもたちが遊びたくなるような場所であること、親御さんが安心して子どもを預けられること、そして、先生たちがこの建物の中で楽しく働けることが大事だと考えています。そうした理想の環境を実現するのに不可欠なものの一つに、旭化成建材さんのようなメーカーさんの持つ技術力があると思いました。
私が外壁の色にこだわったのも、保育にとって質のいい環境にしたいということからです。
遊具に言えることですが、子どもたちが「遊びたくなる色」というのがあります。それと同様に子どもたちが「安心する色」もあるのです。この部屋の壁はピンクとオレンジを合わせたような色ですが、実は母体の中の色はこんな色をしているんですよ。だから、子どもたちが安心できるんです。先生たちにもこういう環境を使いこなしてほしいですね。
2023年6月インタビュー