

ユカテック
生活音を大幅カットする木造建築に最適な床をご提案
詳細
株式会社ウェルフリート・インターナショナル
お話を伺った方
株式会社ウェルフリート・インターナショナル
城戸口 知学 様
採用製品
ユカテック
旭化成建材が提供する「ユカテック」は、遮音・防火床下地材のALC薄形パネルです。今回は、木造共同住宅にユカテックをご採用いただいた事例をご紹介します。設計を担当されました「株式会社ウェルフリート・インターナショナル」の城戸口様にお話をお伺いしました。
城戸口様:当社はもともとIT事業からスタートした会社ですが、現在では建築関連の事業を主軸としています。建築事業を展開していく中で、下請けだけではなく、元請けの仕事を増やしていきました。そうしてさまざまなチャレンジを重ねるうちに、共同住宅を建築したいというお客様をご紹介いただいたのです。
そこで、初めて木造アパートの設計・建築を手掛けることになり、ありがたいことに仕上がりにもご満足いただきました。ただ、実際に入居者の方が暮らしはじめてから、上下階の音が気になるというご意見が出てきてしまいました。
当然ながら私たちも、設計段階からできる限り手厚く対策はしていました。木造である限り、ある程度は「仕方ない」と線を引いてしまうこともできたと思います。でも私、とても負けず嫌いなのです(笑) 自分たちが手掛ける建築に誇りも持っていましたから、なんとか遮音に関する問題を解消したいと考えていました。
その後、ご縁があってまた同じお客様から2棟目を建てるご依頼をいただいたので、改めて遮音に関する勉強をしました。その一環で、ノダさん(株式会社ノダ)のショールームを見学に行ったとき、木造遮音防火工法「シャーオン」の紹介映像をたまたま目にしたのです。興味を持って後日、営業の方からお話を聞いたときに「ユカテック」の説明を受けました。
城戸口様:最初は、私たちの事務所にノダと旭化成建材の営業の方にお越しいただき、お客様も一緒にお話を伺いました。しかし床材の遮音性能のことですから、どんなに口頭で説明を受けても、実際に体感できないと納得感を得るのは難しいですよね。今回、遮音に関してはお客様の方がよりシビアに捉えていらっしゃったので、1回目の商談ではユカテックを採用するまでには至りませんでした。
ただその後もう一度、商品の開発に携わった方から直接お話を聞いたのです。開発にあたり遮音に関してどのように取り組んできたのかという経緯や、木造共同住宅の構造上のデメリットについてなど、非常にわかりやすく解説してもらいました。
商品の遮音性能を体感することは叶いませんでしたが、開発担当者の方の言葉は説得力にあふれていて信用に足ると思い、ユカテックを採用することにしました。結果的に、2棟目のアパートの遮音性能に関してはお客様にもご納得いただける仕上がりになりました。
城戸口様:施工段階で、特にこれといったストレスはありませんでした。今回はじめての作業でしたので、プロセスを見直すなど、今後はさらに作業性を高めていきたいと思っています。
城戸口様:新しい建築材や工法については、やはりその性能を体感できないことがどうしてもネックになります。常にいろいろな情報には注意を払っていますが、やはりリアルなもの、現物を見て、触れることは重要ですし、お施主様への説得力も増します。ですから実際に見学し、その性能の体感ができる場所があると良いなと思います。国内であれば、どこでも飛んでいきますよ!
2024年12月インタビュー