屋外広告物の安全とデザインの融合
NCフリーデザインパネルで看板の落下リスクを解消
背景
建築設計において、安全性に対する考慮は、斬新で魅力的なデザイン以上に重要な要素です。そんな中、商業施設やオフィスなどに取り付けられている看板や屋外広告物の落下事故は、近年の台風や地震など災害の激甚化に伴い、深刻な問題となっています。看板・屋外広告物は商業施設やオフィスにとってなくてはならないものですが、不意の強風や老朽化に起因する落下や倒壊による物損事故、通行人が怪我をする事故が後を絶ちません。もし管理が不十分だと認められれば、法的責任を負わなければなりません。
平成27年に行われた国土交通省の調査によれば、調査対象建築物71,542棟のうち、是正指導が必要とされた建築物は1,516棟、引き続き調査が必要な建築物は23,338棟と報告されました。
出典:報道発表資料:広告板の調査結果の公表について - 国土交通省
また、東京都都市整備局は令和5年に以下のようなデータを公表しています。
〔図 建築物事故の要因別割合〕
出典:天井・窓ガラス・外壁タイル等の落下防止対策について | 東京都都市整備局
このような背景もあり、近年、地方自治体による看板や屋外広告物の安全点検の義務化が進んでいます。
屋外広告物の安全点検とは、日常的に行うもの、有資格者に依頼して定期的に行うもの、地震や台風のあとに臨時で行うものなど様々なケースがあり、点検の対象となる屋外広告物の種類や点検周期、点検項目なども自治体によって異なります。
詳細は、掲示及び設置場所を管轄する各自治体のホームページなどで確認することが可能です。屋外広告物の所有者や管理者の方は、事前に確認することをおすすめいたします。
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
課題例
看板の点検やメンテナンスに対する労力やコストを削減したい
落下事故などのリスクを最小限にしつつ、安全かつ魅力的なデザインと両立させたい
そんな時は旭化成建材の「ヘーベル」で解決
NCフリーデザインパネルをご検討ください!
NCフリーデザインパネルの特徴
ヘーベルパネル表面にコンピューターによる数値制御(Numerical Control)により、円形刃物で切削加工を行った新しいデザインパネルで、直線から曲線まで自由で多彩な表情を作る事が可能です。オフィスや商業施設の看板やサインとして壁面にデザインすれば、落下事故のリスクを削減する一つの解決策となります。
ALC従来の性能を生かしつつ、クライアントのビジョンをメンテナンス性と耐久性に優れたサインで表現することができます。
NCフリーデザインパネルの溝形状は「ソフトタイプ」「ハードタイプ」「ダイナミックタイプ」の3種類の中から選択頂けます。溝の深さ、溝幅によりイメージ通りのデザインをご設計ください。
2024年9月掲載